車検費用は、「法定費用」(国に納める分で全国一律)と「車検基本料」(業者に払う分で店ごとに違う)、それに「整備費」(車の状態で変わる部品交換代など)の合計で決まります。目安としては、軽自動車で総額2万円台後半〜、普通車では車両重量が増えるほど法定費用も上がり、1.5t以下で4万円台前半〜になります(法定費用の内訳は後述の表を参照・2026年8月時点)。この記事では、法定費用の正確な内訳と、頼む先による車検基本料の差を、公式に確認できる数字だけで整理します。
なお、車検が切れた車を公道で走らせると、道路運送車両法第58条第1項の違反にあたり、同法第108条第1号により6か月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金の対象になります。自賠責保険が切れた状態での運行も同様で、自動車損害賠償保障法第5条の違反として、同法第86条の3第1項第1号により1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象です。費用を抑えることと、期限内に受けることは別の話として、まず押さえておきたいところです。
車検費用は「法定費用」と「車検基本料」の合計で決まる
法定費用は、①自動車重量税、②自賠責保険料(24か月分)、③検査手数料(印紙代)の3つで構成されていて、どの業者に依頼しても同じ金額になります。これに対して車検基本料は、点検料・整備料・代行手数料などをまとめたもので、依頼先によって差が出ます。さらに部品交換が必要になった場合は、その分の整備費用が上乗せされます。まずは業者ごとの差が出ない「法定費用」から見ていきます。
法定費用の内訳と正値(重量税・自賠責・印紙代)
自動車重量税は、車両重量の区分と、燃費基準の達成度(エコカー該当か)によって金額が変わります。以下は2年自家用乗用車の継続検査(車検)時の税額です。出典は国土交通省「自動車重量税額について」の税額表(2026年5月1日からの税額表・取得日2026年8月18日)です。
| 区分 | 重量税(エコカー外・本則税率) | 重量税(エコカー・免税〜本則税率) |
|---|---|---|
| 軽自動車(検査対象車) | 6,600円 | 0円〜5,000円 |
| 1.0t以下(小型) | 16,400円 | 0円〜10,000円 |
| 1.5t以下(中型) | 24,600円 | 0円〜15,000円 |
| 2.0t以下(大型) | 32,800円 | 0円〜20,000円 |
エコカー欄は、燃費基準の達成度に応じて免税(0円)から本則税率額までの幅があります。加えて、初度登録から13年・18年を超えた車は重量税が重課されます。国土交通省の税額表では、1.0t以下の場合、13年経過で22,800円、18年経過で25,200円と、通常の16,400円より高くなります。この税額表は2026年5月1日改定後のもので、2026年8月18日時点で有効です。
自賠責保険料(24か月・自家用乗用車)は、損害保険料率算出機構の基準料率表(出典: https://www.giroj.or.jp/publication/cali_table.html )によると、2026年8月18日時点で有効な現行料率(2023年1月18日届出・適用期間2023年4月1日〜2026年10月31日)は、自家用乗用自動車が17,650円、軽自動車(検査対象車)が17,540円です。2026年4月30日届出の新料率が2026年11月1日から適用され、自家用乗用自動車は18,560円(+910円)、軽自動車は18,660円(+1,120円)になります。2026年11月1日以降に車検を受ける場合は、この新料率で計算する必要があります。
検査手数料(印紙代)は、申請方法によって金額が変わります。国土交通省の登録・検査手数料一覧表(令和8年4月1日現在・出典: https://www.jidoushatouroku-portal.mlit.go.jp/assets/pdf/knstrk-tesuryo.pdf )と、軽自動車検査協会の継続検査手数料(出典: https://www.keikenkyo.or.jp/inspection/continuation.html )によると、指定工場でOSS(電子)申請をする場合が1,850円ともっとも安く、ユーザー車検などの持込検査では普通自動車2,600円・小型自動車と軽自動車2,500円になります(いずれも取得日2026年8月18日)。
この3つを足した法定費用の合計は、指定工場・OSS申請のケースで次の表のとおりです。
| 区分 | 重量税 | 自賠責(現行) | 印紙代(指定工場・OSS) | 法定費用合計 |
|---|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 6,600円 | 17,540円 | 1,850円 | 25,990円 |
| 1.0t以下(小型) | 16,400円 | 17,650円 | 1,850円 | 35,900円 |
| 1.5t以下(中型) | 24,600円 | 17,650円 | 1,850円 | 44,100円 |
| 2.0t以下(大型) | 32,800円 | 17,650円 | 1,850円 | 52,300円 |
| エコカー対象車(1.5t以下) | 0〜15,000円 | 17,650円 | 1,850円 | 19,500〜34,500円 |
ユーザー車検や持込検査の場合、印紙代が2,500〜2,600円になるため、法定費用合計はここから650〜750円ほど高くなります(印紙代の差は申請方法によるもので、軽・小型・中型は650円、大型は750円・2026年8月18日時点)。
車検基本料は頼む先でいくら動くか
法定費用が一律なのに対して、車検基本料は依頼先によって差があります。各社の公式ページで確認できた範囲を、そのまま並べます。
| 依頼先 | 車検基本料の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ディーラー | 今回の調査対象外 | 店舗ごとの見積りで確認 |
| オートバックス | 取得不可(店舗ごとに異なると明記) | ユーザー車検の目安として「約3万円〜6万円(法定費用のみ・整備費別)」を公式コラムで公開 |
| イエローハット | 取得不可(店舗ごとに異なる) | 法定費用表は公開・基本料は非公開 |
| 車検のコバック(KOBAC) | 9,500円〜(軽自動車クラス) | 出典: https://www.kobac.co.jp/menu.html |
| ガリバー車検(車検専門店の例) | 軽62,610円〜/1.0t以下73,620円〜/1.5t以下83,020円〜/2.0t以下92,320円〜(法定費用込みの総額) | 出典: https://221616.com/shaken/ |
ディーラー・オートバックス・イエローハットは、車検基本料そのものを全国一律の金額として公開していません。金額を比べたい場合は、店舗ごとの見積もりを取る必要があります(取得日2026年8月18日)。
【車種別】車検費用の相場(軽自動車・普通車・エコカー)
法定費用の合計に、車検基本料の一例を足すと、総額のイメージがつかめます。ここでは、ニコニコ車検が公式サイトで公開している車検基本料(国産車11,000円・輸入車22,000円・いずれも税込)と事務手数料(3,300円)を使った最終支払額の例(出典: https://2525syaken.com/ ・取得日2026年8月18日)を、そのまま参考として掲載します。**この最終支払額は無料見積り利用時のWeb割(-1,000円)を差し引いた後の金額**です(割引前は各1,000円高い)。私はまず左列の法定費用を固定し、そこに基本料の見積もりを足して比べます。
| 車種区分 | 法定費用の目安 | 最終支払額の例(車検基本料+事務手数料込み・Web割-1,000円差引後) |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 25,990円 | 39,290円 |
| 小型(1.0t以下) | 35,900円 | 49,200円 |
| 中型(1.5t以下) | 44,100円 | 57,400円 |
| 大型(2.0t以下) | 52,300円 | 65,600円 |
| エコカー(1.5t以下) | 19,500〜34,500円 | 32,800〜47,800円 |
この最終支払額は、あくまで1社が公開している例であり、車検基本料は依頼先ごとに変わります。前の章で見たとおり、コバックの軽自動車クラスは9,500円〜、ガリバー車検の軽自動車は総額62,610円〜と、依頼先によって幅があります。法定費用の部分(表の左列)は業者によらず共通なので、まずここを固定した上で、基本料の見積もりを比べるのが整理しやすい順番です。
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車検費用が高くなるケース
初度登録から13年・18年を超えた車は、重量税の重課によって法定費用が上がります。1.0t以下の例では、通常16,400円のところ、13年経過で22,800円、18年経過で25,200円になります(国土交通省税額表・2026年8月18日時点)。車両重量が大きい区分でも同様の重課があります。
輸入車は、車検基本料そのものが国産車より高く設定されている例があります。ニコニコ車検の公式サイトでは、車検基本料が国産車11,000円(税込)に対し輸入車22,000円(税込)と、1社の例として明記されています(出典: https://2525syaken.com/ ・取得日2026年8月18日)。
走行距離が10万kmを超えると、車検の合否とは別に、消耗部品の交換が必要になりやすく、整備費用がかさむ傾向があると各社が案内しています。ただし部品交換の要否は車両の状態次第で個体差が大きく、全国一律の金額は公表されていません。見積もり時に、どの整備が必須でどれが任意かを分けて確認する章を次に置きます。
車検費用を安く通す手順
ここまでの整理をふまえると、費用を抑える方向で確認しておきたいのは次の点です。
- 法定費用は業者によらず共通なので、比較する意味があるのは車検基本料と整備費用の部分だと切り分けて考える。
- 見積もりを複数の業者から取り、車検基本料の内訳(点検料・整備料・代行手数料)を確認する。
- 整備の提案があった場合、車検に通すために必須の項目か、任意の予防整備かを分けて聞く。
- 無料見積り利用時の割引(ニコニコ車検はWeb割で1,000円引きの例あり)など、店舗ごとの割引条件を確認する。私なら見積りを2社以上そろえて、基本料と整備項目を横に並べます。
- 13年・18年を超えた車は重量税が重課される点を踏まえ、買い替えとの比較材料にする。
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上のCTAは、先述のとおり埼玉・東京・神奈川の8店舗が対象です。対象エリア外の方は、次の章と後述のCTAをご覧ください。
毎月いくら積み立てるか(2年総額÷24)
車検は2年ごとにまとまった出費になるため、月割りで積み立てておきたいという声もあります。ここでは、先ほどのニコニコ車検の最終支払額の例(2026年8月時点)を24か月で割った金額を、計算式つきで示します(Web割-1,000円差引後の金額が起点なので、私の試算では実際の積み立ては各月40円ほど多めに見ておくと安全です)。
| 車種区分 | 2年総額の目安 | 計算式 | 月あたりの目安 |
|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 39,290円 | 39,290円÷24 | 約1,637円 |
| 小型(1.0t以下) | 49,200円 | 49,200円÷24 | 約2,050円 |
| 中型(1.5t以下) | 57,400円 | 57,400円÷24 | 約2,392円 |
| 大型(2.0t以下) | 65,600円 | 65,600円÷24 | 約2,733円 |
| エコカー(1.5t以下) | 32,800〜47,800円 | 32,800〜47,800円÷24 | 約1,367〜1,992円 |
これは1社の公開例をもとにした試算であり、実際の総額は依頼先の車検基本料や整備の有無で変わります。車の維持費を車検だけでなく年間トータルで見ておきたい場合は、車の維持費は年間いくら?内訳と月々の平均、安くする順番を30秒で試算もあわせてご確認ください。
見積もりだけならいくら?(無料見積りの店を並べる)
見積もりの取得自体は、無料で受け付けている店舗が複数あります。ニコニコ車検は無料見積りを利用すると事務手数料からWeb割として1,000円が差し引かれます(出典: https://2525syaken.com/ ・取得日2026年8月18日)。
対象エリア外の方や、複数のチェーンをまとめて比較したい方向けには、全国対応の予約・比較サイトもあります。EPARK車検(otakara-shaken.com)は、47都道府県すべてから店舗検索ができる構成で、ENEOSやアイックス車検、マッハ車検、出光リテール、コスモ、オートバックス、アップル車検、車検のコバック、車検の速太郎など、複数チェーンの車検予約を横断して比較できるサイトです(出典: https://otakara-shaken.com/ ・取得日2026年8月18日)。同ページでは、2026年11月1日からの自賠責保険料改定(軽自動車17,540円→18,660円、普通車17,650円→18,560円)についても告知があり、この記事の法定費用の数字と一致することを確認しています。
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車検費用に関するよくある質問
車検の平均費用はいくらですか?
法定費用は車種区分ごとに一律で、軽自動車は25,990円、普通車は1.0t以下35,900円・1.5t以下44,100円・2.0t以下52,300円です(いずれも指定工場・OSS申請のケース・2026年8月時点)。これに車検基本料と整備費用が加わり、総額は依頼先によって変わります。
車検費用は毎月いくらですか?
2年に一度の出費を月割りにすると、先述の試算では軽自動車で約1,637円、小型(1.0t以下)で約2,050円が目安になります(ニコニコ車検の公開例を24か月で割った試算)。
車検の見積もりだけだと費用はいくらですか?
見積もり自体を無料で受け付けている店舗があります。ニコニコ車検は無料見積り利用でWeb割として1,000円引きになる制度があります。
10万キロの車の車検費用はいくらですか?
走行距離が10万kmを超えると、部品交換など整備の対象が増えやすいと各社が案内していますが、法定費用そのものは走行距離では変わりません。整備費用は車両の状態次第で個体差が大きく、全国一律の金額は公表されていないため、見積もり時に必須の整備と任意の整備を分けて確認することをおすすめします。
軽自動車の車検費用はいくらなら買い替えるべき?
買い替えの判断は、車検費用の金額だけでなく、13年・18年経過による重量税の重課や、走行距離に応じた整備費用の増減もあわせて見る必要があります。この記事では特定の金額を買い替えの基準として示すことはできませんが、重量税の重課が始まる13年・18年という節目は、比較材料の一つになります。
まとめ
車検費用は、法定費用(重量税・自賠責保険料・印紙代の合計で、業者によらず共通)と、車検基本料(依頼先で差が出る部分)、整備費用(車の状態で変わる部分)の3つに分けて見ると整理しやすくなります。法定費用は軽自動車25,990円、普通車1.0t以下35,900円・1.5t以下44,100円・2.0t以下52,300円が目安で(指定工場・OSS申請のケース・2026年8月時点)、ここに車検基本料が上乗せされます。車検基本料はディーラーやオートバックス・イエローハットのように非公開の業者と、コバックのように金額を公開している業者があり、まずは複数の見積もりを比べることが、費用を把握する一番の近道です。
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検出0件/反映0件/残0件:理由=比較表型の実務情報記事(実務情報・表・FAQの機能部品)につきSKILL.md注記により6レンズ①〜⑤は非対象。⑥(口語過剰・誤用・慣用句誤用)とAI定型句(段落頭の「また、」「一方で、」連発・「〜と言えるでしょう」・「〜が重要です」連発・説教調)はja_lint.py(0件)に加え全文grepと目視で確認したが該当なし。09-draft.mdは無編集で転記。


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