メキシコペソ円・南アランド円を持ち続ける前に見ること|スワップポイントと下落リスク

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メキシコペソ円や南アランド円は、FXで「スワップポイント」を調べていると目に入りやすい通貨ペアです。毎日スワップが入るように見える。レートが1桁台で安く見える。長く持てば積み上がる気がする。そう見えるからこそ、最初に注意して見た方がいい通貨ペアです。

この記事では、メキシコペソ円や南アランド円を買うべきか、売るべきかは書きません。スワップポイントを見る前に、長期チャート、1Lot、必要証拠金、為替差損、ロスカットを確認するための記事です。

トルコリラ円ほど極端に語られることは少なくても、メキシコペソ円や南アランド円も高金利通貨として見られます。だからこそ、「毎日もらえるもの」ではなく、「為替差損とセットで見るもの」として整理します。

目次
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結論:スワップポイントだけで高金利通貨を持たない

メキシコペソ円や南アランド円を見る時に、一番危ないのはスワップポイントだけを見てしまうことです。スワップポイントは、受け取れる日がある一方で、固定ではありません。日々変わりますし、口座によって違います。受け取りと支払いが変わる可能性もあります。

さらに、スワップポイントを受け取っていても、為替レートが大きく下がれば合計損益は悪化します。高金利通貨は、日々のスワップよりも、数ヶ月・数年単位の為替差損の方が大きくなることがあります。

最初に見る順番は、次の通りです。

  1. 長期チャートで、過去にどれくらい下がったかを見る
  2. 1Lotの通貨量を確認する
  3. 1円下がった時の損益を計算する
  4. 必要証拠金とロスカット水準を見る
  5. スワップポイントの変動と受け払いを確認する

この順番を逆にすると、毎日の受け取りだけが大きく見えます。メキシコペソ円や南アランド円は、スワップの前に長期チャートを見る通貨ペアです。

メキシコペソ円と南アランド円の違い

メキシコペソ円と南アランド円は、どちらも高金利通貨として見られやすいですが、同じではありません。経済、資源価格、政治、通貨の歴史、流動性が違います。まずは大まかな見方を分けます。

通貨ペア 見られやすい理由 注意点
MXN/JPY
メキシコペソ/円
高金利通貨として検索量が大きい。スワップポイント、見通し、チャート、暴落などの語で調べられやすい 長期では大きな下落局面がある。回復している時期だけを見ると、下落時の痛みを見落としやすい
ZAR/JPY
南アランド/円
資源国通貨・高金利通貨として見られやすい。メキシコペソ円と並べて比較されやすい 長期の下落幅が大きい。政治・資源価格・流動性の影響も意識する必要がある

DMM FXのサービス概要では、レート・チャート欄にZAR/JPY(南アランド/円)とMXN/JPY(メキシコペソ/円)が掲載されています。また、DMM FX公式のサービス概要にはスワップポイントの案内ページへのリンクもあります。

ただし、取扱があることと、自分が持ち続けてよいことは別です。通貨ペアの名前を見たら、次に見るのはスワップポイントではなく、ロット、必要証拠金、過去の値動きです。

長期チャートで見るメキシコペソ円

ECBが公表しているユーロ基準の為替データから、EUR/JPYをEUR/MXNで割ると、1メキシコペソあたりの円換算を出せます。メキシコペソ円は、直近だけ見ると強く見える時期がありますが、過去には大きく下がった局面もあります。

日付 1メキシコペソの円換算 見方
2008年1月2日 約10.23円 ECBデータで確認できる初期の水準
2008年8月7日 約11.00円 この期間の高い水準
2010年1月4日 約7.16円 2008年高値から大きく下落
2015年1月2日 約8.13円 8円台まで戻る
2020年4月27日 約4.30円 この期間の低い水準
2024年1月2日 約8.33円 8円台へ回復
2026年6月17日 約9.31円 2008年初に近い水準まで戻る

この表で大事なのは、2026年時点の水準だけではありません。2008年8月7日の約11.00円から、2020年4月27日の約4.30円まで見ると、円換算では約60.9%下がっています。

つまり、メキシコペソ円は「長期でずっと下がり続ける通貨」と単純に言い切れるわけではありません。回復する局面もあります。しかし、途中で半分以下になるような下落を経験する可能性がある通貨ペアとして見る必要があります。

長期チャートで見る南アランド円

南アランド円も、同じようにEUR/JPYをEUR/ZARで割ると、1南アランドあたりの円換算を出せます。南アランド円は、メキシコペソ円よりも長い期間で見ると下落の大きさが目立ちます。

日付 1南アランドの円換算 見方
1999年1月4日 約19.28円 ECBデータで確認できる初期の水準
1999年6月22日 約20.33円 この期間の高い水準
2008年1月2日 約16.36円 まだ10円台後半
2015年1月2日 約10.34円 10円前後まで下落
2020年4月23日 約5.63円 この期間の低い水準
2024年1月2日 約7.64円 7円台
2026年6月17日 約9.88円 10円近辺まで戻る

1999年6月22日の約20.33円から、2020年4月23日の約5.63円まで見ると、円換算では約72.3%下がっています。2026年6月17日時点では約9.88円まで戻っていますが、長期の下落幅は大きいです。

南アランド円をスワップ目的で見るなら、毎日の受け取りだけでなく、こうした下落局面を自分の資金で耐えられるのかを先に考える必要があります。

1円下がった時の損益を先に計算する

メキシコペソ円や南アランド円は、1通貨あたりのレートが小さく見えます。そのため、心理的には「安い」「たくさん持てる」と感じやすいです。しかし、FXではレートが低いこととリスクが小さいことは別です。

円絡みの通貨ペアでは、1万通貨を持っていれば、1円動くと損益は約1万円動きます。10万通貨なら約10万円です。メキシコペソ円が9円から8円になる、南アランド円が10円から9円になるという動きは、見た目では小さくても、数量が大きいと資金には重く効きます。

保有数量 1円逆行した時の損益目安 見るべきこと
1,000通貨 約1,000円 少額検証ならまだ管理しやすい
10,000通貨 約10,000円 通常の1Lot単位では必ず確認したい
100,000通貨 約100,000円 スワップ目的で数量を増やすと重くなる

DMM FXのサービス概要では、通常通貨ペアは10,000通貨単位、ミニ通貨ペアは1,000通貨単位とされています。メキシコペソ円や南アランド円を選ぶ場合も、注文画面で自分が選んでいる通貨ペア、Lot、取引単位を必ず確認してください。

DMM FXMXN/JPY・ZAR/JPYの取扱条件を確認する

メキシコペソ円や南アランド円を触る前に、取引単位、必要証拠金、スプレッド、スワップポイント、ロスカットルール、リスク説明を公式サイトで確認してください。

DMM FXの取引条件を確認する

※PRリンクです。この記事は売買を勧めるものではありません。FXは元本や利益が保証されるものではありません。

スワップポイントは受け取りだけを見ない

スワップポイントは、金利差などを背景に発生する調整額です。高金利通貨を買うと受け取れる場合がありますが、固定収入ではありません。日々変動しますし、受け取りと支払いが変わる可能性もあります。

DMM FX公式のリスク説明でも、通貨ペアの価格変動、スワップポイントや金利調整額の変動、受け払いの逆転、各国の経済・社会情勢、金融政策、金融指標の変動によって損失が生じる可能性が示されています。

スワップ目的で持つなら、少なくとも次の4つを並べて見ます。

  • いまのスワップポイント
  • 過去のスワップポイントの変動
  • 為替レートが1円下がった時の損益
  • ロスカットまでの余裕

毎日少しずつ受け取るものと、為替差損で一気に動くものを同じ画面で見ないと、判断がずれます。高金利通貨は「スワップがあるから大丈夫」と考えた瞬間に危なくなります。

メキシコペソ円と南アランド円、どちらがよいとは言えない

メキシコペソ円と南アランド円を比べると、検索量や注目度ではメキシコペソ円の方が目立ちます。メキシコペソ円は、掲示板、チャート、見通し、暴落、スワップポイントなどの語と一緒に調べられています。南アランド円は、見通し、チャート、レート、スワップなどの語で調べられます。

ただ、どちらがよいと単純に選ぶ話ではありません。メキシコペソ円は、2008年高値から2020年安値までで約60.9%の下落局面がありました。南アランド円は、1999年高値から2020年安値までで約72.3%の下落局面がありました。

スワップを受け取りたいなら、通貨ペアを選ぶ前に、自分がどの下落幅まで耐えられるのかを先に決めるべきです。通貨名で選ぶのではなく、資金管理で選びます。

口座選びはスワップ専用で考えすぎない

高金利通貨を見ると、スワップポイントが高い口座を探したくなります。それ自体は自然です。ただ、スワップだけで口座を選ぶと、取引単位、アプリ、入出金、ロスカット、リスク説明を見落としやすくなります。

最初の比較軸としては、DMM FXのように主要通貨ペアと取引条件を確認しやすい口座を見るのが現実的です。スワップをより細かく比較したい場合は、みんなのFX、LIGHT FX、GMO外貨、セントラル短資FXなども候補になります。ただし、スワップポイントは日々変わるため、最終判断は各社公式の最新スワップカレンダーで確認してください。

目的 見る口座 確認すること
まず取扱と取引条件を見る DMM FX MXN/JPY・ZAR/JPYの取扱、取引単位、必要証拠金、リスク説明
少額で本番感を見たい 松井証券FXなど 取引単位、少額対応、注文画面
スワップを細かく比較したい みんなのFX / LIGHT FX / GMO外貨 / セントラル短資FX 最新スワップカレンダー、過去変動、ロスカット、必要証拠金

1社ですべてを見る必要はありません。最初はDMM FXを比較軸にして、スワップ特化で見る時だけ他社の公式情報も並べる。そう分けた方が、通貨ペアと口座選びを混同しにくいです。

FXのスワップポイント比較を見る

持ち続ける前のチェックリスト

メキシコペソ円や南アランド円を持ち続ける前に、次の項目を確認してください。

確認項目 見る理由
長期チャート 過去にどれくらい下がったかを見るため
1Lotの通貨量 1円動いた時の損益を計算するため
必要証拠金 余裕資金が足りないと、少しの逆行で苦しくなるため
スワップポイント 受け取りだけでなく、支払い・変動・逆転可能性を見るため
ロスカットルール 長期保有ほど強制決済の水準を知る必要があるため
保有理由 高金利という言葉に引っ張られていないか確認するため

特に大事なのは、保有理由です。「スワップが入るから」という理由だけなら、まだ弱いです。為替差損が出た時にどこでやめるのか、追加資金を入れるのか、どの水準でロスカットされるのかまで見て、初めて保有の判断になります。

まとめ:高金利通貨はスワップより先に下落幅を見る

メキシコペソ円や南アランド円は、スワップポイントで注目されやすい通貨ペアです。ただし、スワップポイントだけを見て持ち続けるのは危険です。

メキシコペソ円は、2008年高値の約11.00円から2020年安値の約4.30円まで、円換算で約60.9%下がった局面がありました。南アランド円は、1999年高値の約20.33円から2020年安値の約5.63円まで、約72.3%下がった局面があります。

高金利通貨を検討するなら、スワップポイント、取引単位、必要証拠金、ロスカット、長期チャートを同時に見てください。DMM FXで取扱と取引条件を確認し、スワップを細かく比較したい場合はスワップ比較記事もあわせて確認すると、判断の抜けが減ります。

DMM FXの取引条件を確認する

FX通貨ペアの特徴一覧を見る

FX取引のリスクについて

FX取引は、為替変動・金利変動・流動性低下等により損失が生じる可能性があります。レバレッジを利用するため、預けた証拠金以上の損失が発生するおそれもあります。元本や利益は保証されません。取引を始める前に、各社の契約締結前交付書面・リスク説明・手数料・ロスカットルールを必ず確認し、余裕資金の範囲内で判断してください。

参考にした公式情報

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この記事を書いた人

都内勤務の20代会社員。副業でFXを始めて4年、複数のFX会社で口座開設してきた経験から、初心者目線で口座選びのリアルな違いを発信しています。趣味は読書とカフェ巡り。

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