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ビットコインのレンディング比較|2026年7月利率と貸す前のリスク

2026 7/10
暗号資産
2026年7月10日
PR本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります。掲載内容は筆者の調査・体験に基づいて独立に作成しています。

ビットコインのレンディング(貸暗号資産)は、2026年7月時点で国内の主な選択肢を並べると、年率はおおむね1〜5%、専業サービスなら8%前後です。ただし結論から言うと、利率の高さだけで選ぶと後悔する可能性が高いサービスです。

先に私の立場を明かしておきます。私はまだレンディングをやっていません。2019年に暗号資産のレバレッジ取引で約46万円を失い、その後、使っていた取引所(DMMビットコイン)が廃業する経験までした人間です。だからこそ「持っているだけのビットコインに働いてもらう」というレンディングを検討するにあたり、利率の前にリスクと募集の実態を調べ尽くしました。この記事はその調査結果です。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。レンディングは元本の保証がなく、貸出先の破綻等により暗号資産が返還されないリスクがあります。

目次

結論:ビットコインのレンディング利率比較表(2026年7月時点)

サービスBTC年率(目安)最低数量・期間途中解約備考
Coincheck(貸暗号資産)最大5.0%(例:90日コース3.0%)コース別(14〜365日)原則不可承認制。貸付総額や期間により不承認あり
GMOコイン(貸暗号資産ベーシック)1.3%(1ヶ月コース)0.1BTC〜・1ヶ月可(受取予定貸借料の10%の手数料・貸借料なし)募集していないコースは申込画面に出ない
SBI VCトレード(貸コイン)募集ごとに設定(例:2週間・年率1%)募集ごと(7日/28日/84日等)不可期間ごとの募集制
bitFlyer(定期貸しコイン)2.05%/プラス2.20%1口0.001BTC・最大91日原則不可抽選制。直近の募集は2026年6月で受付終了
BitLending(専業)8%(月次更新)0.0022BTC〜・最短30日30日経過後に返還請求可(7営業日以内に返還)運営は暗号資産交換業者ではない(後述)

いずれも各社公式サイトの2026年7月時点の公表値です。利率はコース・募集回で変動するため、申込前に必ず公式の最新募集条件を確認してください。GMOコインには特約権料率15%〜の「プレミアム」もありますが、円転特約付きで通常のレンディングとは性質が異なるため、表からは外しています。

レンディングの仕組み|「預ける」ではなく「貸す」

レンディングは、あなたのビットコインを事業者に貸し、期間満了後に同量の暗号資産と貸借料(利息に相当)を受け取る消費貸借契約です。ここで大事なのは、「預ける」のではなく「貸す」だということです。

  • 貸したビットコインは事業者の債務になります。事業者が破綻すれば、返還されない可能性があります
  • 預金ではないので、預金保険の対象外です
  • 暗号資産交換業者が通常行う顧客資産の分別管理の対象からも、貸出中の資産は外れる旨を各社が明記しています
  • 貸出期間中は原則として売却も送付もできません。急騰・急落が来ても動けない流動性リスクがあります

利率だけで選んではいけない理由|取引所が消えるのを見た者として

「年率8%と1.3%なら8%一択では?」と思うかもしれません。私も最初はそう考えました。考えが変わったのは、貸出先の事業者そのものがなくなるケースを、自分の口座で経験していたからです。

私が使っていたDMMビットコインは、2024年の不正流出のあと2025年3月に廃業しました。あのケースでは顧客資産は守られましたが、それは金融庁登録の交換業者で、グループに資金力があったからこその結果でもあります。顛末はDMMビットコイン廃業の実録記事に書きました。

レンディングでは、この「事業者リスク」が構造的にもう一段重くなります。貸出中の資産は分別管理の外にあるからです。だから比較のポイントは、利率の高さと同じ重さで「誰に貸すのか」になります。

  • 交換業者系(Coincheck・GMOコイン・SBI VCトレード・bitFlyer): 金融庁登録の暗号資産交換業者が運営。利率は1〜5%と控えめですが、業者としての規制・監督下にあります
  • 専業系(BitLendingなど): 年率8%前後と高い一方、運営会社は暗号資産交換業者ではありません。金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(PDF)にも掲載がなく、規制の枠組みが異なることを理解した上で判断する必要があります

誤解のないように書くと、高利率の専業サービスが悪いという話ではありません。BitLendingは最低0.0022BTCから貸せて、30日経過後は返還請求もできる、条件面では柔軟なサービスです。ただ「8%と1.3%の差額」は、規制の枠組みの外で事業者リスクを引き受けることへの対価だと私は整理しています。その対価を取るかどうかは、資産のうちいくらまでなら失っても生活が壊れないか、から逆算して決めるべきです。

見落としがちな現実|「貸したいときに貸せない」募集枠の問題

調べていて意外だったのが、レンディングは「申し込めばすぐ貸せる」サービスではないという点です。

  • bitFlyerの定期貸しコインは抽選制で、直近の募集は2026年6月上旬に受付を終えています(2026年7月10日時点で次回募集は未発表)
  • SBI VCトレードの貸コインも期間ごとの募集制で、締切があります
  • GMOコインは募集していないコースが申込画面に表示されない方式です
  • Coincheckは365日申込可能ですが承認制で、貸付総額・期間によっては不承認になります

つまり「やろうと思ったときに口座がない」と、募集のタイミングを逃します。レンディングを検討するなら、口座開設と貸出申込は別のステップとして、先に口座側を済ませておくのが現実的な段取りです。

レンディング利回りシミュレータ(簡易計算)

「この年率で、この期間貸したらいくらになるのか」を素早く掴むための簡易計算機を置いておきます。数量・年率・期間・想定価格を入れると、税引前の貸借料の概算が出ます。

※単利・税引前の概算です。実際の貸借料は各社の付与方式(満期一括・月次等)や日数計算により異なります。受け取った貸借料は原則として雑所得です。BTC価格は変動するため、円換算はあくまで入力した想定価格での参考値です。

たとえば0.1BTCを年率5%で90日貸すと、貸借料は約0.00123BTC。想定価格1,000万円なら約12,300円です。逆に言えば、この利益のために期間中の売却機会と事業者リスクを引き受ける取引だ、という規模感の確認にも使ってください。

レンディングの税金|貸借料は雑所得

受け取った貸借料は、個人の場合は原則として雑所得です(2026年7月時点の制度に基づく一般論です。個別の判断は税務署や税理士に確認してください)。ポイントは2つあります。

  • 貸借料は暗号資産で受け取るため、受取時点の時価で所得を計算する必要があります
  • 売買の損益と合わせて、複数サービスをまたぐと計算が急に複雑になります。取引履歴の保存と損益計算の仕組みは、貸し始める前に用意しておくのが安全です

始め方の手順|口座開設から貸出まで

交換業者系で始める場合の流れはどこもほぼ共通です。

  1. 暗号資産交換業者の口座を開設する(本人確認込みで最短即日〜数日)
  2. ビットコインを購入するか、他の取引所・ウォレットから送付する
  3. レンディング(貸暗号資産)のページでコースを選び、貸出を申し込む
  4. 承認・貸出開始。期間満了後に元本と貸借料を受け取る

事実ベースで整理すると、表に挙げた交換業者系のうち365日いつでも申し込めるのはCoincheckです(承認制のため貸せるかどうかは審査次第です)。GMOコイン・SBI VCトレード・bitFlyerは募集期間や抽選を待つ形になります。私のようにDMMビットコインからSBI VCトレードへ移管された人なら、SBI VCの貸コイン募集を待つ手もあります。

よくある質問

ビットコインのレンディングで一番利率が高いのはどこですか?

2026年7月時点の公表値では、専業サービスのBitLendingが年率8%(月次更新)で最も高く、交換業者系ではCoincheckの最大5.0%が上限です(円転特約付きで性質が異なるGMOコインの貸暗号資産プレミアム=特約権料率15%〜は除いた比較です)。専業サービスの運営会社は暗号資産交換業者ではないため、利率の差は規制の枠組みの違いとセットで比較する必要があります。

レンディング中のビットコインは売却できますか?

原則できません。貸出期間中は売却も送付もできないのが基本で、途中解約も不可か手数料付きです(GMOコインは受取予定貸借料の10%の手数料で中途解約可、BitLendingは30日経過後に返還請求可)。急な相場変動に動けない流動性リスクとして織り込んでください。

レンディングは元本保証がありますか?

ありません。レンディングは消費貸借契約で、貸出先の破綻時には暗号資産が返還されない可能性があります。預金保険の対象外で、貸出中は交換業者の分別管理の対象からも外れます。筆者は取引所の廃業を利用者として経験しており、「事業者そのものがなくなる」ことは現実に起こりうる前提で金額を決めるべきだと考えています。

少額から試すならいくらから貸せますか?

最低数量が最も小さいのはbitFlyerの1口0.001BTCとBitLendingの0.0022BTCです(2026年7月時点)。GMOコインのベーシックは0.1BTCからとハードルが高めです。ただしbitFlyerは抽選制・募集期間限定のため、実際に少額で試しやすいかは募集状況次第です。

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この記事を書いた人

澤村 蓮のアバター 澤村 蓮

都内勤務の20代会社員。2019年に副業でFXと暗号資産の取引を始め、これまで14社のFX口座を開設してきました。DMMビットコインの元利用者として、初心者目線で口座選びと投資リスクのリアルを発信しています。趣味は読書とカフェ巡り。

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