PS5を買うタイミングで、家のネット回線ごと見直すべきか。この記事はその損得を計算した記録です。
先に結論を書きます。
- すでに光回線があって、PS5本体だけが欲しい人は、55,000円の「PS5 デジタル・エディション 日本語専用」を普通に買う方が総額は素直です。
- これから光回線ごと整える人、初期費用を抑えたい人は、NURO光のPS5オプション(月額1,500円)と回線申込のキャッシュバックの組み合わせが数字の上では有力になります。
- ただし、リースも回線も「途中でやめると残りがまとめて請求される」構造です。私はNURO光の解約月に21,094円を払った経験があるので、そこは先に知っておいてほしい部分です。
私は2021年5月から2023年6月まで、25か月間NURO光をマンションで使っていました。その実測と、2026年9月に控える料金改定を踏まえて、順番に整理します。
提供エリアと特典の最新条件は、申込ページで数分で確認できます。
私のNURO光の実測:25か月・月2,090円、ゲームで困った記憶はない
まず、私がどう使っていたかを書いておきます。
- 期間: 2021年5月〜2023年6月(25か月)
- 建物: 賃貸マンション(NURO光の設備が導入済みの物件)
- 月額: 2,090円(NURO光 for マンション)
- 用途: オンラインゲーム、動画、PC作業
月2,090円という金額は、設備導入済みマンション向けの「NURO光 for マンション」の料金です。現在申し込みが中心の「NURO光 2ギガ(マンション)」(2026年9月改定後4,235円)とはプランが違うので、そこは割り引いて読んでください。建物にNUROの設備が入っているかどうかで、入口も料金も変わります。
体感の話をすると、25か月使って、オンラインゲームで回線を疑った記憶がほとんどありません。夜の時間帯でも対戦ゲームがまともに動く状態が続いていました。当時のスピードテストの数値を残していなかったのが悔やまれますが、「回線のことを考えずに済んでいた」というのが正直な記憶です。
だからこそ、解約のときの請求が印象に残っています。
解約月に21,094円来た話:残債一括の仕組みは知っておく
2023年6月、今の住まいに移る前のマンションから引っ越すタイミングで解約した月の請求は21,094円でした。それまで毎月2,090円だったので、最後におよそ10か月分がまとめて来た計算です。
当時の内訳の紙が手元に残っているわけではないので断定はしませんが、NURO光は工事費を分割で月額に組み込み、途中解約すると残りの分割分(残債)と契約解除料が最後にまとめて請求される仕組みです。私のケースもこの構造に当てはまります。
ここで伝えたいのは「NUROはやめておけ」ではありません。分割の途中でやめれば残りが一括で来るのは、スマホの端末代と同じ理屈です。ただ、月2,090円の感覚で使っていた回線の最後に2万円強の請求が来ると、事前に知らなければ身構えます。
2026年7月時点では、この不安に対する材料が2つあります。
- 最大2か月無料体験: 開通から2か月以内の解約なら、契約解除料や工事費残債の負担なしでやめられる特典が続いています(適用条件は申込ページで確認してください)。私が契約した2021年にはなかった入口です。
- 移行期間の契約解除料免除: 2026年9月の料金改定にあわせて、既存契約者向けに移行期間(2026年7月1日〜9月30日)が設けられ、期間内に解約を申請し、2026年10月31日までに解約が完了した場合は契約解除料が免除されると公式に案内されています(工事費残債など契約解除料以外の費用は対象外です)。
なお、2026年9月1日以降の解約では、レンタル機器(ONU)の返却送料が自己負担(元払い)に変わります。無料体験の期間内にやめる場合でも返送料はかかるので、「1円もかからずに試せる」とまでは言えません。宅配便1件分の送料は見ておいてください。
PS5オプションの中身:月1,500円リース、3年後は買取・継続・返却
本題のPS5です。NURO光には「PlayStation5 デジタル・エディション 日本語専用 for NURO」という月額オプションがあり、2026年6月10日から受付が再開されています。
公式ページの条件を整理すると次のとおりです。
※表は横にスクロールできます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額 | 1,500円(契約継続期間3年) |
| 事務手数料 | 4,400円(開始月) |
| 4年目以降 | 月750円で1年ごと更新 |
| 3年後の選択肢 | 購入(11,000円)/継続/返却 |
| 途中解約 | 残り契約期間×月額を一括請求 |
| 保証 | メーカー保証1年+延長保証2年ぶんが標準付帯 |
| 申込条件 | NURO光契約者・クレジットカード払い |
対象機種の「PS5 デジタル・エディション 日本語専用」は、2025年11月に発売された国内向けのダウンロード専用モデルで、希望小売価格は55,000円です。本体の言語と利用アカウントが日本向けに限定される代わりに、通常モデルより安く設定されています。ディスク版のソフトで遊びたい人は、別売りのディスクドライブを付けるか、最初から通常モデルを選ぶ方が早いです。
なお、公式のPS5オプションページでは、NURO光の新規申込と同時にオプションを申し込むと回線の月額から3年間毎月520円を割引する特典(PS5ぶんの負担が実質980円/月になる計算)も案内されています。ただし適用には申込方法の条件があるため、この特典を狙う場合は申込前に適用条件まで確認してください。本記事の損得計算は、割引をあてにしない月額1,500円ベースで進めます。
損得計算:買う場合とリースの場合を並べる
3年間での支払総額を並べます。
※表は横にスクロールできます。
| 入手方法 | 3年総額 | 3年後の状態 |
|---|---|---|
| 本体を購入 | 55,000円 | 自分のもの(保証はメーカー1年) |
| PS5オプション(すでにNURO光契約中) | 58,400円 (1,500円×36+手数料4,400円) |
返却/+11,000円で買取/月750円で継続 |
| 新規回線+オプション | PS5側は同じ58,400円。 別途、回線申込のキャッシュバック(戸建て75,000円/マンション45,000円・受取条件あり)が入る |
同上 |
数字だけ見ると、判断は3パターンに分かれます。
すでに回線があって本体だけ欲しい人: 買った方が安いです。リースで3年使って買い取ると69,400円になり、55,000円で買うより14,400円多く払います。差額で延長保証3年ぶんと初期費用の軽さを買うか、という比較になります。
これから光回線ごと整える人: ここが一番数字が動きます。申込ページでは、オプション加入なしでもらえる現金キャッシュバックが戸建て75,000円・マンション45,000円と案内されています(2026年7月時点)。ただし受け取りは一括ではなく、開通11か月後と17か月後の2回に分かれ、それぞれ期限内の受取手続きが必要と案内されています。「申し込んだらすぐ現金が入る」とは考えないでください。それでも、どこかの光回線を引く前提なら、PS5リース3年ぶん58,400円に対してマンションで45,000円、戸建てなら75,000円が回線側の特典で戻ってくる計算になります(回線の月額は当然別にかかります)。「PS5購入を機に回線ごと見直す」動き方と一番噛み合うのはこのパターンです。
初期費用を抑えたい人: 購入は最初に55,000円が出ますが、オプションなら開始月は5,900円(1,500円+4,400円)で始められます。まとまった出費を避けたい時期には現実的な選択肢です。
ひとつ注意点があります。リースの途中解約は「残り期間×月額の一括請求」です。仮に1年で回線ごとやめると、PS5ぶんだけで残り24か月×1,500円=36,000円がまとまって来ます。私が回線の残債一括で身構えた話と同じ構造が、PS5側にもあります。3年使う前提が固まってから申し込むのが安全です。
キャッシュバック金額と適用条件は変わることがあります。計算の前提になる現在の条件はこちらで確認してください。
2026年9月から値上げ:8月末までに使い始めれば8月分まで旧料金
もうひとつ、時期の話です。NURO光は2026年9月利用分から月額基本料金が上がります(2026年6月15日発表)。
※表は横にスクロールできます。
| プラン | 改定前 | 改定後 | 増額 |
|---|---|---|---|
| 戸建て 2ギガ | 5,500円 | 5,720円 | +220円 |
| 戸建て 10ギガ | 6,050円 | 6,600円 | +550円 |
| マンション 2ギガ | 3,850円 | 4,235円 | +385円 |
| マンション 10ギガ | 4,400円 | 4,840円 | +440円 |
※この表は現在新規申込できる主要プランのものです。私が使っていた「NURO光 for マンション」など、そのほかの既存プランも別の改定額で値上げ対象になっています。利用中の人は自分のプランの改定額を公式の案内で確認してください。
新規だけでなく利用中の人も対象です。公式の案内では、2026年8月末までに利用開始した場合、8月利用分までは改定前の料金が適用されます。9月以降の料金は全員同じなので「駆け込めば旧料金がずっと続く」わけではありませんが、検討しているなら改定をまたぐ前に条件を確認しておく方が損はありません。
値上げ後の水準をどう見るかですが、マンションの10ギガが4,840円というのは、他社の光コラボ回線の10ギガが6,000円台に乗りがちな中では、なお安い部類です。一方で戸建ての10ギガ6,600円は他社との差が縮まるので、「NUROだから安い」と昔の感覚のまま決めず、住まいのタイプごとに比べてください。
元ユーザーとして、向く人・向かない人
25か月使った体感と今回調べた条件から、私なりの線引きです。
向いている人
- PS5やオンラインゲームが生活の中心にあり、回線の速さと安定を優先したい人
- NURO光の設備が入ったマンションに住んでいる人(工事も早く、料金も安い入口です)
- 回線とPS5をまとめて整えたい人(回線側のキャッシュバックとPS5リースを組み合わせられます)
向かない・急がなくていい人
- 提供エリア外の人。NURO光は全国どこでも引けるわけではありません。エリア検索で自宅の住所が出なければ、この記事の損得計算ごと対象外になります。
- 開通を待てない人。戸建てで1〜2か月、マンションで1〜3か月かかる案内です(設備導入済みマンションなら最短1〜2週間のこともあります)。今日ネットが要る人は、工事のいらない回線から先に整える方が現実的です。私がWiMAXの有線LANでゲームのカクつきをしのいだ話は別記事に書いています。
- 3年続ける自信がない人。回線もPS5リースも、途中でやめると残りが一括で来ます。転勤や引っ越しの予定が読めないなら、まず2か月無料体験の範囲で確かめるか、縛りの軽い回線を選ぶ方が精神的に楽です。
よくある質問
Q. PS5オプションだけ申し込めますか?
A. できません。NURO光の回線契約者向けのオプションです。本体だけ欲しい場合は普通に購入する方が早いです。
Q. PS5オプションは途中解約できますか?
A. できますが、残り契約期間×月額1,500円が一括で請求されます。開始1年でやめると36,000円です。
Q. マンションのNURO光は実際どうでしたか?
A. 私は設備導入済みマンションの「NURO光 for マンション」を25か月使い、夜間のオンラインゲームで回線を疑った記憶がほとんどありません。ただし設備が入っていない建物では別プラン・別料金になるので、まず自宅の対応状況の確認が先です。
Q. 値上げはいつからいくらですか?
A. 2026年9月利用分から、2ギガで月220〜385円、10ギガで月440〜550円上がります。利用中の人も対象です。
まとめ:PS5を機に回線を見直すなら、値上げ前に条件だけ確認しておく
- 本体だけ欲しいなら55,000円で買う。回線ごと整えるなら、月1,500円リース+回線キャッシュバック(戸建て75,000円/マンション45,000円)の組み合わせが数字では有力。
- リースも回線も、途中でやめると残りが一括請求。私は解約月に21,094円を経験済み。3年使う前提を固めてから。
- 2026年9月に値上げ。8月末までの利用開始なら8月分まで旧料金。エリア検索と特典条件の確認だけは早めに。
エリア検索と特典条件の確認から始めるのが安全です。

