松井証券FXの自動売買の設定例を探している方向けに、公式の「自動売買人気設定ランキング」の実数と、裁量トレードで大きく損をした私が考える「守り優先」の初期設定の組み方を整理します。
先に断っておくと、この記事は「この設定なら利益が出る」という話ではありません。どんな設定でもレンジを外れれば含み損が積み上がるのがリピート注文の仕組みです(仕組みの基本と評判は松井証券FXの自動売買の評判にまとめました)。ここでは「他の利用者が実際にどう設定しているか」という事実と、資金を守る側から見た考え方だけを書きます。
設定項目は4つ(公式仕様・2026年7月時点)
松井証券の自動売買で決めるのは、大きくこの4つです(出典: 松井証券「自動売買とは?」)。
- 通貨ペアと売買方向: どの通貨を買い/売りで回すか
- レンジ(上限・下限): 自動売買を働かせる価格帯
- 注文値幅: 何銭ごとに注文を並べるか(公式例は50銭ごと)
- 益出し幅: 各ポジションが何銭動いたら利益確定するか
みんなの実際の設定(公式ランキングの実数)
松井証券が公開している人気設定ランキング(集計対象: 2023年4月24日〜2025年6月6日に登録され、2025年6月6日時点で運用中の全設定・出典: 自動売買人気設定ランキング)によると、実数はこうなっています。
| 項目 | 1位 | 備考 |
|---|---|---|
| 通貨ペア | 豪ドル/NZドル(設定比率22.2%) | 買い52.2%/売り47.8%とほぼ半々 |
| 2位 | 米ドル/円(20.5%) | 買いが86.5% |
| 3位 | メキシコペソ/円(10%) | 買いが99.1% |
| 注文値幅 | 10pips(31.3%) | 細かく刻む設定が最多 |
| 益出し幅 | 100pips(29.1%) | 注文値幅より広く取る型が最多 |
豪ドル/NZドルが1位なのは、リピート系の定石通り「長期でレンジを描きやすい通貨ペアが選ばれている」ということだと読めます。買いと売りがほぼ半々なのも、方向を当てにいく通貨ではなくレンジの往復を取る通貨として使われている証拠です。
私ならこう組む——「守り優先」の考え方
私は裁量で300万円以上を失い、リピート系でも「セルフバック目当てに値幅を狭めて大量設定し、レンジの端で逆を突かれる」失敗を実際にやった人間です。その反省から、設定例は攻めでなく守りから逆算します。
- 単位は最小の1通貨から: 松井証券は1通貨から設定できるので、まず1通貨で1〜2ヶ月回して「含み損を抱えながら利確が積まれる感覚」を体験する。金額を増やすのはその後
- レンジは「過去数年の高値安値より外側」に広く取る: レンジを狭めるほど注文密度は上がりますが、外れた時に打つ手がなくなります。私がトラリピで負けた原因はまさにここでした
- 注文値幅を欲張って狭めない: 値幅を狭める=ポジション数が増える=必要な余裕資金が増える、の三段活用を先に計算する(必要資金の考え方は公式の自動売買に必要な資金が正直に書いています)
- 「口座に入れてよい額」を先に決める: 失っても生活が変わらない額だけ。ここが決められない状態なら、自動売買以前にFXをやるべきではありません(300万円失った私の境界線)
設定してからやってはいけないこと
- 含み損が出た途端に手動決済: リピート系は含み損を抱えて回る設計です。それが嫌なら最初からやらない方が一貫しています
- 調子が良い時の増額: 私が裁量で負け続けた黄金パターンです。勝った分も全部入れると、レンジが外れた一度で持っていかれます
- レンジ外れの放置: 事前に「ここを抜けたら止める」の線だけは決めておく。感情で決められないから自動売買を使うのに、撤退だけ感情任せでは意味がありません
よくある質問
Q. ランキング1位の設定を真似すれば安心ですか?
A. 安心ではありません。人気は「多くの人が選んでいる」という事実であって、利益の保証ではありません。特に必要資金は人それぞれなので、レンジと値幅を真似ても資金が薄ければ先にロスカットされます。
Q. おすすめの通貨ペアはどれですか?
A. 断定はしません。公式実数では豪ドル/NZドルが1位で、レンジを描きやすい通貨が選ばれる傾向は読み取れます。ただし過去レンジ内だったことは将来を保証しません。私はこの点をトラリピの失敗で身をもって学びました。
Q. 最低いくら用意すべきですか?
A. 公式試算では1通貨・レバレッジ1倍で最低303円という例があります(2026年7月時点)。ただし最低額での運用は想定されておらず、余裕資金の上乗せが前提です。
設定例は「増やす技術」ではなく「退場しない技術」から作るもの——それが、負けた側から言える唯一の確かなことです。まずは1通貨で、仕組みを自分の目で確かめてください。


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