澤村です。
コインチェックの評判や口コミを調べると、「初心者でも使いやすい」という声と、「手数料が高い」「昔、事件がなかったか」という声が同時に出てきて、結局どっちなんだ、となりやすいと思います。
私は2022年にコインチェックの口座を開設し、今も口座を維持しています。ただ、先に正直に書いておくと、私の暗号資産のメイン体験はDMMビットコインでの約46万円の損失のほうです。その失敗があったからこそ、口座選びでは「派手な評判」より「何に注意すべきか」を先に見るようになりました。この記事では、よく見かける評判の中身と、口座を持っている立場からの実感、申し込む前に知っておくべき注意点を整理します。
結論を先に
「アプリが分かりやすく初心者が始めやすい」という評判は実感とも一致します。一方で、販売所形式のスプレッド(実質コスト)と、レバレッジではなく現物中心という性格は理解してから使うべきです。2018年の流出事件はマネックスグループ入り後の体制で再建されており、現在は金融庁登録の暗号資産交換業者(登録番号:関東財務局長第00014号)として運営されています(2026年7月時点)。
コインチェックとは(運営会社と登録の確認)
コインチェックは、コインチェック株式会社が運営する暗号資産取引サービスです。マネックスグループの傘下にあり、暗号資産交換業者として金融庁・財務局に登録されています(登録番号:関東財務局長第00014号・2026年7月時点)。
口座選びで最初に見るべきはここです。暗号資産の世界には、そもそも日本の登録を受けていない海外業者や無登録業者も紛れています。私はDMMビットコインの廃業を経験してから、「どの会社が運営していて、どこに登録されているか」を必ず先に確認するようになりました。登録の有無は金融庁の暗号資産交換業者登録一覧で誰でも確認できます。
「コインチェック事件」は今どう考えるべきか
評判を調べると必ず出てくるのが、2018年1月に起きた暗号資産NEMの不正流出事件です。これは実際にあった出来事で、当時大きく報道されました。
ただし、その後の経緯まで見て判断すべきです。事件後の2018年4月にマネックスグループの子会社となり、経営体制と内部管理を作り直したうえで、改めて暗号資産交換業者としての登録を受けて運営を続けています。「事件があった会社」で止まるのではなく、「事件の後にどう変わったか」までが評価の材料です。
もっとも、過去に何があったかを知らずに使うのと、知ったうえで使うのは違います。暗号資産の口座はどこであれ、取引所に置きっぱなしにする資産の量は自分で管理する、という基本は変わりません。
よく見かける評判・口コミの整理
SNSやレビューでよく見かける声を、良い評判と気になる評判に分けて整理します。
良い評判
- アプリが直感的で、初心者でも迷いにくい:これは私の実感とも一致します。チャートと購入画面の導線が分かりやすく、「まず相場を見る」段階から使いやすい作りです。アプリのダウンロード数No.1という訴求も、公式サイトに調査条件(国内の暗号資産取引アプリ対象・2019年1月〜2025年12月・データ協力AppTweak)つきで記載されています。
- 取扱通貨の種類が多い:ビットコイン以外の通貨も一つのアプリで見られるため、比較しながら学びたい人には向いています。
- 取引所形式のビットコイン取引手数料が無料:公式サイトに明記されています(2026年7月時点)。
気になる評判
- 「手数料が高い」という声:この声の多くは、売買手数料そのものではなく販売所形式のスプレッド(買値と売値の差=実質コスト)を指していることが多いです。アプリから最も簡単に買える「販売所」は、その分かりやすさの対価としてスプレッドが乗ります。同じ通貨でも「取引所」形式で扱いがあれば、そちらのほうがコストを抑えられる場合があります。ここを知らずに販売所だけで売買すると「思ったより高くついた」という感想になりやすいです。
- 「レバレッジ取引ができない」という声:現物中心のサービス性格を物足りなく感じる人もいます。ただ、私はDMMビットコインのレバレッジ取引で40日間に約46万円を失った側の人間なので、初心者の入口が現物中心であることは、むしろ安全側の設計だと考えています。
- 出金や各種手数料:日本円の出金などには手数料がかかります。金額は改定されることがあるため、この記事では数字を書かず、申し込む前に公式の手数料ページで最新を確認してください。
口座を持っている私の実感
私がコインチェックの口座を開設したのは2022年です。DMMビットコインでの失敗の後だったので、「レバレッジで取り返す」のではなく、相場を見る・現物を少額の範囲で触るという使い方に限定してきました。
その使い方の範囲での実感は、次のとおりです。
- アプリを開いてから価格を確認するまでが速く、続けて相場を見る習慣を作りやすい
- 買う前に「販売所か取引所か」を意識しないと、実質コストの差に気づきにくい
- 通知や画面の作りが初心者向けに寄っているぶん、短期売買を煽られる感覚は薄い
逆に言うと、本格的に板取引やレバレッジをやり込みたい人には、コインチェック単体では完結しないはずです。私のように「一度レバレッジで痛い目を見た人間が、現物で距離感を保ちながら使う」には合っています。
向いている人・向いていない人
向いている人
- これから暗号資産を始める人(アプリの導線が初心者向き)
- まず少額の現物から距離感をつかみたい人
- 複数の通貨を一つのアプリで見比べたい人
向いていない人
- レバレッジ取引を主戦場にしたい人(そもそも現物中心の設計です。そして私は、初心者のレバレッジ自体をおすすめしません)
- スプレッドを1円単位で詰めたい短期トレーダー(板取引主体の使い方を先に検討すべきです)
申し込む前のチェックリスト
- 販売所と取引所の違い(実質コストの差)を理解したか
- 手数料の最新の数字を公式ページで確認したか
- 投資に回すのは、失っても生活が壊れない金額に限定したか
- 取引所に置きっぱなしにする資産の量を決めたか
- 「必ず上がる」「今買わないと損」という情報を根拠に申し込もうとしていないか
5つ目は冗談ではなく、私がDMMビットコインで149万円を入金したときに全部飛ばしたチェック項目です。口座そのものより、口座を開いた後の自分のほうがリスクになります。
FAQ:コインチェックの評判に関するよくある疑問
コインチェックは怪しい会社ではないですか?
金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、マネックスグループの傘下です(2026年7月時点)。「怪しいかどうか」を印象で判断せず、金融庁の登録一覧に載っているかで確認するのが確実です。無登録の海外業者のほうがはるかに危険です。
2018年の事件があったのに使って大丈夫ですか?
事件は事実ですが、その後マネックスグループ入りして体制を再建し、登録業者として運営を続けています。私は「過去の事件を知ったうえで、預けっぱなしにしない使い方をする」のが現実的な付き合い方だと考えています。
手数料は高いですか?
「高い」という口コミの多くは販売所のスプレッドを指しています。取引所形式のビットコイン取引手数料は無料と公式に明記されていますが、出金手数料などは別途あります。数字は改定されるため、申込前に公式の手数料ページで確認してください。
初心者はいくらから始めるべきですか?
金額の正解は人によりますが、私の失敗から言えるのは「取り返そうとする金額を入れない」ことです。私は最初の40日で149万円を入金して約46万円を失いました。失っても生活と心が壊れない金額から始めてください。
まとめ:評判は「初心者向き」で概ね正しい。ただしコスト構造を理解してから
コインチェックの評判を整理すると、「初心者が始めやすい」は実感とも一致する一方、「手数料が高い」という声は販売所スプレッドの理解不足と表裏一体です。登録業者であること、事件後の再建の経緯、現物中心という性格を理解したうえで、少額から距離感をつかむ使い方なら、最初の口座の候補として妥当な選択肢だと考えています。
出典・参考情報
- コインチェック公式サイト(登録番号・ダウンロード数No.1の調査条件・取引手数料の記載)
- コインチェック 手数料ページ
- 金融庁 暗号資産交換業者登録一覧
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本記事は筆者個人の経験と公開情報に基づく感想・整理であり、サービスの安全性や投資成果を保証するものではありません。暗号資産の取引にはリスクが伴います。最新の条件・手数料は必ず公式サイトでご確認ください。


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